ロケハン
先週、記者懇親会の後に、劇作家の林さんと、ロケハンに行ってまいりました。能「舎利」に出てくる京都の泉涌寺です。その前に、七条で降りて、三十三間堂に行きました。メインの仏像は、お色直ししていた(どないやねん)のですが、1000体の仏像の顔が壮観。全部顔が違うと林さんが語るので、自分に近い仏像を探そうとしましたがなかなかおられません。「舎利」の謡本の中にも出てくる仏様もいましたよ。その後、酷暑を歩きまくって泉涌寺到着。泉涌寺には、仏舎利があるのです。仏舎利って、あの仏舎利ですよ。仏様の骨ってことですよ。まじか。説によっては、何度も盗まれたりしているそうですが、どんだけ分骨してるんやろうか。お釈迦様は、それOKなんやろかとか、ドキドキしながら、舎利殿へ。舎利殿は、入り口も出口もなく入れない。人もいない。これはどういうことなんやろかと、別の建物に行って、お坊さんに「仏舎利ってほんまにあるんすか?」と聞いたら、すごく微妙に「・・・はい」と言われ不信感満載になりました。そもそも、お釈迦様は、インドにいたそうですね(林さん情報)そんな遠いところから、ほんまに、ここまで運ばれてきたんやろか。もう不信感しかない私は、入り口の係員さんにも「ほんまに仏舎利あるんすか」と聞いてしまい、また「・・・はい」と言われて、そもそもお釈迦様は実在していたのかさえわからなくなってしまいました。でも、いまさら、あれは、寓話ですと言われてもなあ。そんなことを考えながら、あっつい京都を歩き、1キロダイエットしたけど、次の日には、もう1キロ増量するという私の身体の神秘を考えさせる京都ロケハンでした。