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公演記録

能×現代演劇work#01「紡ぎ歌 -鬼こもれりと聞くはまことか」

人間の宿業の悲しさを描き出した傑作といわれる「安達原」は、文楽や歌舞伎をはじめ、様々な芸能に影響を与え続けている。この作品は、前場を、現代演劇が担い、鬼となるまでの老婆の母として女としての苦しみを描き、後場で、半能「安達原」を上演し、1本の作品として創り上げた。

作・演出 林慎一郎

開催日時: 2016年7月18日(月・祝)

会場 :山本能楽堂 

料金 :一般前売3000円 一般当日4000円

【現代演劇 出演者】

石川郁子、後藤七重、中道裕子、

向田倫子(ババロワーズ)、峯素子(遊気舎)

【能楽 出演者】

シテ(鬼女) 林本 大

ワキ(山伏) 原 大

ワキツレ(供山伏)原陸

アイ(能力)善竹忠亮

笛 斉藤 敦  小鼓 荒木健作  大鼓 守家由訓  太鼓 上田慎也

・第8回むりやり堺筋線演劇祭参加

・文化庁 平成28年度 劇場・音楽堂等活性化事業

 
能×現代演劇work#02 「心は清経」

能「清経」をモチーフに、関西の現代演劇劇作家2人が、戯曲を執筆。「さまよう男篇」、「夢見る女篇」と題して、自死で命を落とした清経を現代人に置き換え、古来から、何も変わらない普遍的な夫婦の情愛や命の大切さを描いた。オープニングで、仕舞を上演し、演劇を上演、劇のエンディングに、オープニングと同じ詞章を、能装束、能面をつけて仕舞を舞うことで、「清経」のもの悲しさや様々な思いがより効果的に描かれた。

作 岡部尚子・林慎一郎 演出 林慎一郎

開催日時: 2017年2月5日(日)・6日(月)

会場 山本能楽堂 料金 一般前売2500円 一般当日3000円

出演

【現代演劇】

小笠原聡 岡部尚子 小池裕之 後藤七重 満腹 満

【能】シテ:林本 大

地謡 今村一夫(2/6) 今村哲朗(2/5) 河村 浩太郎 

上田宜照 笛  斉藤 敦

能×現代演劇work#03 「韋駄天」

舎利を盗んだ足疾鬼をヒントに、ハッカー集団アノニマスが、舎利を盗みに行くという設定の前日譚、後日譚を描いた。それは、あたかも能の世界に、アノニマスも現れたかのようなストーリー展開を、レザボアドッグスさながらのスピード感で描き、能との一体感を表現することができた。

作・演出 林慎一郎

開催日時: 2017年8月20日(日)17時

会場 山本能楽堂 料金 一般前売3000円 一般当日4000円

出演

【半能】「舎利」 

シテ(男・実は足疾鬼) 林本 大
ツレ(韋駄天)     今村哲朗
ワキ(旅僧)      原 大
アイ(寺男)      上吉川徹
笛  斉藤敦 小鼓 古田知英 大鼓 森山泰幸 太鼓 上田慎也
地謡 井戸良祐 河村浩太郎 浦田親良
後見 前田和子

【現代演劇】「韋駄天」

小笠原聡 加藤智之(DanieLonely) 小坂浩之 上瀧昇一郎(空晴) 村山裕希(dracom) 

助成 文化庁 平成29年度 劇場・音楽堂等活性化事業

第9回むりやり堺筋線演劇祭参加

能×現代演劇work#04 「ともえと、

 

能「巴」をモチーフに、関西の現代演劇劇作家2人が、戯曲を執筆。能には珍しく女武者「巴」の鬼神のような強さと逞しさ、愛する男と一緒に死ねなかった執念を、架空の格闘技で戦う女に置き換え、巴の深い思いを際立たせた。

作 林慎一郎・岡部尚子 演出 林慎一郎

開催日時: 2018年1月28日(日)・29日(月)

会場 山本能楽堂 料金 一般前売2500円 一般当日3000円

出演

仕舞 林本 大
地謡 井戸良祐 今村哲朗 前田和子
笛  斉藤 敦

現代演劇 太田清伸 岡部尚子 後藤七重 小塚舞子

助成 文化庁 平成29年度 劇場・音楽堂等活性化事業

能×現代演劇work#05 「ハナタカ

半能「善界」と合わせて上演。天狗から連想される溢れんばかりのイメージが、現代の都市生活者の不吉な予感へと収斂する。能「善界」は、仏法を滅ぼそうとする天狗を撃退できたが、現代社会では、地球を滅ぼそうとする者・思想に立ち向かえるのか。同時代の課題に対する議論へとつながる作品。.

作・演出 林慎一郎

開催日時: 2018年8月19日(日)・20日(月)

会場 山本能楽堂 料金 一般前売3000円 一般当日4000円

出演:

【現代演劇】岡部尚子 金子仁司 山田まさゆき 山本禎顕 吉井 希

【半能 善界】

   シテ(善界坊) 今村一夫

   ワキ(比叡山飯室の僧正)岡充

   笛 斉藤敦 小鼓 荒木健作(19日)・古田知英(20日)

   大鼓 守家由訓 太鼓 中田弘美

   地謡 山本章弘 梅若基徳 井戸良祐 山本麗晃

助成:文化庁文化芸術振興費補助金

   (劇場・音楽堂等機能強化推進事業)

   独立行政法人日本芸術文化振興会

能×現代演劇work#06 「罪も報いも

素謡「鵜飼」と合わせて上演。「罪も報いも後の世も忘れ果て、面白や。」と、鵜を繰るのは面白い反面、殺生を生業とする身を嘆く簀巻きで水中に投げられ亡霊となる漁師と、平成の大事件を連想させる。罪を重ねた者、残された者の、普遍的な心象風景を描いた。

作・演出 林慎一郎

開催日時:2019年2月3日(日)

会場 山本能楽堂 料金 一般前売3000円 一般当日4000円

出演:

【素謡】 「鵜飼」杉浦豊彦

【現代演劇】大熊隆太郎、小坂浩之、武田暁、森本研典

助成:文化庁文化芸術振興費補助金

   (劇場・音楽堂等機能強化推進事業)

   独立行政法人日本芸術文化振興会

 

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